東京, 2月4日, /AJMEDIA/
メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長はインタビューに応じ、2022年に新たな電気自動車(EV)を3車種投入すると明らかにした。各社の電動化競争が激化しており、品ぞろえを増やして販売拡大を目指す。
これまでの2車種に加え、セダンタイプの「EQS」と「EQE」、スポーツ用多目的車(SUV)タイプの「EQB」を今年後半に発売する計画だ。これにより、日本で販売するEVは計5車種となる。
日本法人の21年EV販売台数は約1100台と前年比4倍強に伸ばした。ただ、全体に占める割合は2%程度にとどまる。上野氏は「EVは徐々に理解され、(顧客の)選択肢の中にしっかり入ってきている」と指摘。半導体不足への懸念はあるが、EV比率を一段と高める。
親会社の独高級車メーカー、メルセデス・ベンツは29年までに全ての新車をEVにする方針を発表。日本市場でもEVの大幅な拡充が課題になっている。