東京, 10月08日, /AJMEDIA/
【ベルリン時事】9月末のドイツ総選挙で第2党に転落した中道右派、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)のラシェット首相候補は7日、自身が党首を務めるCDUの党大会を近く行い、「人事の刷新」を行うと表明した。自身の党首としての進退は明言しなかったが、辞任も視野に入れているとみられる。
総選挙では得票が分散し、各党が多数派形成に向けた連立交渉を行っている。CDU・CSUは第3党の緑の党、第4党の自由民主党(FDP)との3党連立を目指すが、両党は7日、第1党の中道左派・社会民主党(SPD)との連立協議を開始。CDU・CSUは窮地に追い込まれた。
ラシェット氏は、選挙戦を率いた自身に批判が集まっていることを踏まえ、連立構想を「個人を理由として破綻」させるべきではないと表明。人事刷新で、新たなスタートを切る考えを強調した。