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警察“特殊詐欺対策話し合いを” 福岡空港で被害防止呼びかけ

東京, 12月26日, /AJMEDIA/

深刻な被害が続く特殊詐欺について、家族が集まる年末年始の機会に対策を話し合ってほしいと、福岡空港で警察が利用客に被害防止を呼びかけました。

呼びかけは福岡空港国内線の到着ロビーで行われ、警察や電話会社の担当者などおよそ20人が、自宅の固定電話に発信者の番号を表示する機能をつけることや、相手を確認するために家族にしかわからない合言葉を決めておくことなど、被害防止対策のチェックリストが書かれたリーフレットを手渡していました。

警察によりますと、福岡県内では特殊詐欺の被害額がことしは先月末までに10億円を超えたほか、今月に入ってからも60代の女性が2億円余りをだまし取られる高額の被害が明らかになっています。

被害者のおよそ7割が65歳以上の高齢者で、このうち7割では自宅の固定電話への着信がきっかけになっています。

一方、被害を免れたケースでは、固定電話に表示されたのが見慣れない番号で不審に思ったり、家族に相談して詐欺だと忠告されたりしていたということです。

福岡県警察本部生活安全総務課の下村篤史犯罪抑止対策室長は「年末年始は家族団らんの機会も多いと思うので、大切な家族が事件に巻き込まれないように、事前に家族と合言葉を決めるなどの対策ついて話し合ってほしい」と話していました。

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