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虐待通告、DV相談最多 未成年誘拐も増加―21年の犯罪情勢・警察庁

東京, 2月3日, /AJMEDIA/

 警察庁は3日、2021年の犯罪情勢統計(暫定値)を公表した。虐待の疑いで警察が児童相談所(児相)に通告した子どもの数と、配偶者などパートナーからの暴力(DV)の相談件数が共に過去最多となった。警察が把握した未成年の略取誘拐も増加した。
 警察庁は「児童虐待やDVは被害が潜在化しやすい。新型コロナウイルスの感染拡大など社会の変化も踏まえ、犯罪にはきめ細かな対策を進める」としている。
 虐待の疑いで児相に通告した18歳未満の子どもは前年比1%増の10万8050人だった。内訳は、子どもの目の前で家族に暴力を振るうなどの心理的虐待が前年より増えて8万299人で、7割を占めた。身体的虐待は1万9185人、育児放棄(ネグレクト)は8270人、性的虐待は296人で、前年比で減少か横ばいだった。
 DVの相談件数は8万3035件で、0.5%増。ストーカー事案の相談件数は2.3%減の1万9728件だった。

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