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脱炭素化、人へ投資加速 十倉体制2年目スタート―経団連総会

東京, 6月2日, /AJMEDIA/

 経団連は1日、東京都内で定時総会を開催した。昨年会長に就任し、2年目がスタートした十倉雅和会長は、あいさつで「ロシアのウクライナ侵略など内外情勢が激変する中、社会性の視座や国際協調、デジタルとグリーンの重要性が高まっている」と指摘。「人への投資など成長と分配の好循環を実現していく」と述べ、脱炭素化や人への投資を加速させる考えを示した。
 岸田文雄首相は、ビデオメッセージで「新たな資本主義の下で、気候変動などの社会課題を成長のエンジンへと転換していく」と述べた。その上で「不確実で何が起こるか分からないからこそ、官と民が知恵を持ち寄り課題を乗り越えることが求められる」と強調した。
 十倉氏は昨年6月、病気療養中だった前会長の中西宏明氏(故人)から会長職を引き継ぎ、デジタル化などを推進。総会後の記者会見では、日本経済復活のカギについて「インフレを賃上げでカバーし、(経済社会を)回していかないといけない」と語った。

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