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米GM 業績見通しを撤回 全米自動車労組ストライキの影響で

東京, 10月25日, /AJMEDIA/

アメリカの大手自動車メーカー、GM=ゼネラル・モーターズは、UAW=全米自動車労働組合のストライキの影響で業績の先行きが不透明になっているとして、ことし1年間の業績見通しを撤回すると明らかにしました。長引くストがアメリカの自動車生産に影響を及ぼしています。

GMは24日、ことし7月から9月までの3か月間の決算を発表し、これまで示してきたことし1年間の業績見通しを撤回すると明らかにしました。

GMとUAWが労使交渉で合意できず、UAWが先月15日から1か月以上、ストライキを続けていて、GMの工場や部品の配送施設でストがいつまで続くかが不透明になっているためだと説明しています。

この日、発表した先月までの3か月間の決算は増収減益で、ストによる生産面の損失はこの期間でおよそ2億ドル、日本円にして300億円にのぼったということです。

生産面の損失はことし12月までの3か月間でも、決算発表の時点で6億ドル、日本円にして900億円が見込まれています。

UAWは決算の発表のあと、GMの主力工場にストを拡大していて、業績にさらなる損失が出る可能性があり、長引くストがアメリカの自動車生産に影響を及ぼしています。

バーラCEOが声明
GMのバーラCEOは24日、株主への手紙とする声明を発表し、UAWとの労使交渉について、「現在のUAWに対する提案は、従業員に報いながら会社と従業員の雇用を危険にさらすことのないものだ。持続不可能な高いコストを受け入れることは私たちの未来と従業員の雇用を危険にさらすものだ」とコメントしています。

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