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種子島宇宙センター ロケット打ち上げ施設 内部を特別公開

東京, 11月23日, /AJMEDIA/

鹿児島県の種子島宇宙センターで、ロケットを打ち上げる施設の内部を特別に公開するイベントが開かれました。

南種子町にある種子島宇宙センターは、日本の主力ロケット「H2A」や「H3」が打ち上げられる国内最大の発射場で、23日の特別公開には島の内外から事前に応募した人たちが参加しました。

参加者は、ふだんは立ち入ることができない施設に入り、発射地点のおよそ70メートルある設備を見あげてスケールの大きさに驚いたり、「ブロックハウス」と呼ばれる発射管制室の役割などを職員から聞いたりして興味深そうに見学していました。

中学1年生の男子生徒は「去年、種子島に引っ越してきて、特別公開に行きたいと思っていました。発射場の第2射点を間近で見ることができて、感動しました」と話していました。

また、JAXA=宇宙航空研究開発機構でH3ロケットの打ち上げ執行責任者を務めた岡田匡史理事の特別講演も行われ、岡田理事はH3ロケットの1号機の打ち上げ失敗と2号機以降の成功について説明したうえで「超えられない壁はなく、立ち止まれば日本の宇宙の未来はない。失敗はエンジニアを強くすることがわかった」と話していました。

講演のあと岡田理事は「日本中から訪れてくれてとても楽しかったです。宇宙開発はみんなで行っていくものなので一緒に宇宙を目指そうと伝えたいです」と話していました。

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