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「新年」の到来を祝うイラン火祭りの結末…27人死亡、222人が手足切断

東京, 3月16日, /AJMEDIA/

イランの「新年」の到来を祝う火祭りで27人が死亡するなど死傷者が続出した。昨年同じ行事期間にも19人が命を失った。

15日(現地時間)、イラン半官営メフル通信によると、消防当局は14日から15日にかかる深夜に「チャハールシャンベ・スーリー」が行われ、その間に計27人が死亡して4095人が負傷したと明らかにした。

ケガ人のうち1357人は目に爆薬の破片が入り、867人は火傷をしたと当局は伝えた。

ケガ人287人は入院治療を受けている。このうち25人は状態が深刻で集中治療室に移された。222人は腕と脚の切断手術を受けた。

最も多いケガ人が出てきたのはテヘラン州(886人)で、続けて東アゼルバイジャン州(482人)と西アゼルバイジャン州(402人)でも人命被害が大きかった。

チャハールシャンベ・スーリーは1年の最後の水曜日に旧年を締めくくり新年を迎える風習だ。イラン語「チャハールシャンベ」は水曜日、「スーリー」は火または光という意味だ。

イラン暦法によると、春が始まる春分(3月21日)を元日とするため、この日(15日)が今年最後の水曜日だった。

イラン人はこの日焚き火を跳び越えて爆竹を鳴らす行為を通じて厄運を払いのけて新年の無病息災を祈る。

だがもっと大きな爆音と花火を出すために爆竹を不法製造したり規定量以上の火薬を爆発させたりして毎年人命被害が絶えない。特に爆薬と鉄玉を組み合わせた「司祭爆弾」による人命被害も少なくないと伝えられた。

昨年も同じ行事を通じてイラン全域で19人が亡くなり2800人余りがケガをした。

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