東京, 5月25日, /AJMEDIA/
インドネシアのプラボウォ大統領と中国の李強首相は２５日、ジャカルタで会談し、海洋部門での協力を強化することで合意した。領有権などを巡って各国で係争がある南シナ海を安全で繁栄する海域にすることを想定しているとみられる。
地元メディアなどによると、プラボウォ氏は会談で「われわれは、アジア全体を平和で繁栄する地域にしていく準備ができている」と強調。南シナ海の紛争防止に向けた行動規範（ＣＯＣ）を完成させる重要性についても言及し、中国が果たすべき役割は大きいと指摘した。
中国国営新華社通信によると、李氏は「インドネシアと共に多国間主義と自由貿易を堅持していきたい」と語り、海洋、新エネルギーなど多分野での協力強化に意欲を示した。