東京, 4月11日, /AJMEDIA/
名古屋市の名鉄本笠寺駅ホームで会社員川村月音さん（１８）＝同市中川区＝が刺殺された事件で、同駅で電車にはねられ死亡した職業不詳の男性（２９）＝同区＝の携帯電話から１１０番があったことが１０日、愛知県警への取材で分かった。電話では女性がすすり泣くような声が聞こえたといい、県警は川村さんが通報した可能性も含めて、経緯を調べている。
川村さんは８日午後７時５０分ごろ、本笠寺駅ホームの待合室で、左胸に刃物が刺さった状態でベンチに倒れているところを発見された。
県警南署などによると、１１０番があったのは同３６分ごろと同４１分ごろの２回。１回目はすすり泣くような声だけが聞こえたが、呼び掛けに応答なく切れた。２回目も無言で、駅のアナウンスとみられる音声が聞こえた。
県警が位置情報から発信場所を特定し、警察官を本笠寺駅に向かわせたところ、同４７分ごろに駅員から男性が通過電車に飛び込んだと通報が入った。その後の調べで、１１０番は男性の携帯電話から事故直前にかかっていたことが判明した。