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東芝、株式非公開化を検討 「2分割」中断

東京, 4月8日, /AJMEDIA/

 東芝は7日、グループ2分割を軸とする再編計画を中断すると発表した。新たに社外取締役で構成する特別委員会を設置し、海外投資家らが強く要望している株式の非公開化を含め戦略を再検討する。先月開催した臨時株主総会で計画に関する議案が否決されたためで、分割案の策定を主導した戦略委員会は同日付で解散した。
 島田太郎社長ら執行役の主導で「物言う株主」らステークホルダー(利害関係者)と協議する。特別委員会は執行役とともに交渉に関与し、「株主を含むあらゆるステークホルダーにとって最良の非公開化提案を特定する」としている。東芝は同時並行で新たな事業計画の策定を進め、協議の進捗(しんちょく)状況と合わせて6月の定時株主総会前に公表する。
 再編計画に盛り込んだエレベーターなど「非注力事業」の売却は、着手済みの東芝キヤリアを除き中断する。

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