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来月打ち上げ予定の新たな天体観測衛星「XRISM」公開 鹿児島

東京, 7月22日, /AJMEDIA/

来月打ち上げられる予定の「H2A」ロケット47号機に搭載される新たな天体観測衛星「XRISM」が21日、鹿児島県の種子島宇宙センターで報道陣に公開されました。

天体観測衛星「XRISM」は、2016年に打ち上げられたものの、プログラムのミスなどで運用を断念した天体観測衛星「ひとみ」の後継機で、JAXA=宇宙航空研究開発機構がNASA=アメリカ航空宇宙局などと共同で開発しました。
「XRISM」は、全長およそ8メートル、重さおよそ2.3トンで、目に見えないエックス線による観測で銀河が集まる「銀河団」など、宇宙のさまざまな現象を分析し、宇宙の成り立ちを解明することを目指しています。

「XRISM」は、日本初の月面着陸を目指す月探査機「SLIM」とともに「H2A」ロケット47号機に搭載され、来月26日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる予定です。

JAXA宇宙科学研究所「XRISM」プロジェクトチームの前島弘則プロジェクトマネージャは「さまざまなテストを重ねようやくここまでたどりついた。確実に打ち上げて運用し、『XRISM』で得られたデータを世界中の科学者が活用し良い成果につなげてほしい」と話していました。

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