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杉田水脈議員の在日コリアン投稿 人権侵犯と認定 大阪法務局

東京, 10月19日, /AJMEDIA/

自民党の杉田水脈衆議院議員が、7年前に自身のブログなどで大阪府の在日コリアンの女性3人について「民族衣装のコスプレおばさん」などと投稿したことをめぐり、大阪法務局が人権侵犯と認定したことが分かりました。

杉田水脈衆議院議員は2016年2月、みずからのブログやSNSに国連の女性差別撤廃委員会に参加したときのことについて「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場」とか「存在だけで日本国の恥さらし」などと投稿しました。

これについて会議に参加した大阪府に住む在日コリアンの女性3人が「差別的だ」などとして、ことし2月、大阪法務局に人権救済の申し立てを行いました。

女性によりますと、法務局は調査の結果「人権侵犯の事実があった」と認定し、18日までに、杉田議員に人権尊重の理解を深めるよう啓発を行ったということです。

これについて、杉田議員は「一部認定された部分についてはすでに去年、削除して謝罪している」とコメントしています。

申し立てをした女性の1人は「人権侵害にあたると認められたことは安心しました。これを機にネットなどでの人権侵害の歯止めになればいいと思います」と話しています。

この投稿をめぐっては先月、札幌法務局もアイヌの女性からの人権救済を求める申し立てを受けて、人権侵犯にあたると認定しています。

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