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最も遠い129億光年離れた星の観測成功 初期宇宙知る手がかりに

東京, 4月4日, /AJMEDIA/

地球から129億光年離れた、これまでで最も遠くにある星を観測することに成功したと千葉大学などの国際研究グループが公表し、初期の宇宙の様子を知る手がかりになると期待されています。

千葉大学やアメリカのジョンズ・ホプキンス大学などの国際研究グループは、ハッブル宇宙望遠鏡を使って地球から129億光年離れた星を発見したことを公表しました。

一つの星としてはこれまで最も遠くで観測された星よりもさらにおよそ40億光年離れているということです。

研究グループは、重力がレンズのような役割を果たしたことで銀河の中にある一つの星の観測ができたということで、この星は重さが少なくとも太陽の50倍はあることが判明したとしています。

この星は地球との距離から、宇宙が誕生して9億年後の129億年前までにできたもので、初期の宇宙の星の進化について知る手がかりになると期待されています。

研究グループに参加した千葉大学の大栗真宗教授は「これまで銀河では130億光年を超えるものが見つかっているが、一つの星としては最も遠くのものだ。新しい宇宙望遠鏡でこの星の元素や温度を調べ、初期の宇宙でどのように星がつくられるのか明らかにしたい」と話していました。

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