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新型「Apple Watch」のうわさまとめ–血圧・血糖値測定は実現するのか

東京, 2月26日, /AJMEDIA/

 「Apple Watch Series 8」は、2022年にAppleから登場すると期待されている多くの製品のうちの1つだ(ほかには、例えば「iPhone SE(第3世代)」や「iPhone 14」などが予想されている)。初代の「Apple Watch」が発売された2015年以来毎年、このハイテク腕時計には新しいバージョンが登場し続けている。2022年も例外ではないと思われるが、リリース日の予想については、今のところあまり情報が出ていない。

Apple Watch Series 7には改良点もあったが、おおよそはいつも通りのApple Watchだった。もうひと声変化が欲しいところだ。
提供:Scott Stein/CNET
 「Apple Watch Series 7」は、2021年9月に「iPhone 13」シリーズと同時に発表されたが、画面の大型化や、充電の高速化、耐久性の向上といった点がアップデートされた以外、これといって際立った変化はなかった。となると、Appleは次世代のApple Watchで、さらに目玉となる刷新の準備を進めているのかもしれない。とりわけヘルスケア関連、なかでも終わりの見えないコロナ禍を踏まえた機能は期待されるところだ。だが、ヘルスケア関連の新機能については、登場までまだ数年かかるものもあるのではないか、といううわさもある。

ヘルスケア:体温と血圧の測定機能を実装か
 コロナ禍が始まる何年も前から、Appleは人気のApple Watchシリーズについて、長期的なヘルスケアの大望を抱いていた。最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏は、ヘルスケアがAppleの「人類に対する最大の貢献」だと述べている。そして、The Wall Street Journal(WSJ)の報道によると、多くのヘルスケア機能が開発中であり、その一部が早ければ2022年にApple Watch Series 8(名前がどうなるかは、Apple次第だが)に実装される可能性があるという。そうした機能に含まれるのが、妊娠計画を支援する体温センサー(将来的には、発熱の検知にも使えるだろうが)や、血圧測定機能だ。血圧測定は、心拍によって動脈を通じて送られる脈波の速度を測定することによって実現する、とWSJの記事は報じている。

 同記事によると、上腕に巻き付けるタイプが多い一般的な血圧計と違って、基準となる最高血圧と最低血圧を測定するわけではなく、いわば血圧の傾向を知らせるのだという。サムスンは既に、現行モデルの「Galaxy Watch4」で同じような血圧測定機能を導入しており、韓国や欧州など、法的に認可された一部の国と地域で利用できる。体温と血圧の測定機能のほか、非侵襲性の血糖値測定、睡眠時無呼吸の検出、自動車衝突事故の検知といった機能もひそかに取り組みが進んでいる、とする信頼度の高いうわさもある。

 しかし、Bloombergのベテランテクノロジー系記者Mark Gurman氏によると、次期Apple Watchに新機能が搭載されるのを、固唾をのんで待つべきではないという。Apple Watch Series 8についてうわさされている体温、血糖値、血圧の測定機能については、自身のニュースレター「PowerOn」でこう語っている。「これらの機能がすぐに登場するとは期待しない方がいい。体温測定は2022年のロードマップに載っているものの、最近になってその話題は失速している。血圧測定は少なくともあと2、3年かかるだろうし、血糖値の測定にいたっては、2020年代の後半になったとしても驚きはしない」

Apple Watch Series 7は41mmと45mmの2サイズで登場した。Series 6の40mmと44mmからサイズアップした形だ。
提供:Apple
デザイン:大型化の可能性
 Apple Watchの大方のデザインは、2015年に大々的に登場した初代から、ほとんど変わっていない。次期モデルで、デザインがフラットエッジに変わる見込みは低いようだが、Apple Watch Series 7で大型化したディスプレイをさらに大きくするのではないか、と予想するうわさもある。ディスプレイアナリストRoss Young氏のツイートによれば、Apple Watch Series 7で採用された現行の41mmと45mmに加えて、3つ目のサイズがついに登場するかもしれないという。

新モデル:堅牢な機種の投入もあるか
 Appleは日常的な使い方よりも過酷な条件を想定して、周囲をゴムで囲った「耐久性の高い筐体」の採用を検討している、ともGurman記者は語っている。同報道では、ターゲット層はアスリートやハイカーなど、ふだんから過酷な環境で使うユーザーであり、機能は標準モデルのApple Watchと同じだが、保護が強化され、衝撃耐性が向上するという。その高耐久性モデルも、2022年に投入されると見られている。

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