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年齢や家族構成に応じた住宅価値を可視化–property technologiesが研究組織設立

東京, 7月20日 /AJMEDIA/

 「誰もが」「いつでも」「何度でも」「気軽に」住み替えることができる未来をミッションに掲げるproperty technologiesは7月19日、不動産テック研究・開発組織 「PropTech-Lab」(プロップテック・ラボ)を設立し、同ラボ所長に一橋大学教授の清水千弘氏が就任したと発表した。

 PropTech-Labは、property technologiesが培った年間3万3000件以上の価格査定、累計約6500件のリノベーションなどのビジネスデータやノウハウに、学生や大学発スタートアップ企業が持つ新しい分析技術、不動産に限定されない基礎データを融合させ、イノベーションを起こすことを目的に設立された。これにより、企業はビジネスを加速させ、研究者は各研究テーマを発展させるという相互支援環境を生み出すという。

 清水氏は設立の背景として、「夫婦と子供で暮らす世帯、あるいは子供が独立したあとの夫婦2人だけの世帯では、必要な住宅は異なる。本来であればこのような場合、住み替えがスムーズに行われるべきだが、現代は若い世代にとって住宅取得のハードルが非常に高い。高齢化が進む中、世代をまたぐ資産の継承がされていない状況であり、住宅の寿命と私たちの寿命にギャップが生まれている」と語る。

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