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年金支給額、3年連続目減り 25年度、物価上昇に及ばず―政府

東京, 12月27日, /AJMEDIA/

 政府は27日、2025年度の公的年金支給額を引き上げる方針を固めた。賃金の上昇を踏まえたもので、プラス改定は3年連続。ただ、将来世代の給付水準を確保するため、今の高齢者の年金額を抑制する「マクロ経済スライド」を発動する見込み。これにより年金の伸びは物価上昇に追い付かず、3年連続で実質的に目減りとなる。

 年金支給額は、直近1年間の物価変動率と過去3年間の賃金変動率を踏まえて毎年度改定される。物価上昇率は2.7%、賃金上昇率は2.3%と見込まれており、25年度の年金は増額となる。来年1月に正式決定する。

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