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将棋 名人戦第4局 初日の対局は「千日手」 18日に指し直し

東京, 5月17日, /AJMEDIA/

藤井聡太七冠に永瀬拓矢九段が挑む将棋の「名人戦」七番勝負の第4局が、17日から大分県宇佐市で始まりました。初日の対局は同じ局面を繰り返す「千日手」となり、2日目の18日に「指し直し」となりました。

「名人戦」七番勝負の第4局は、大分県宇佐市の「宇佐神宮」に対局室が設けられ、午前9時に対局が始まりました。

先手の藤井七冠が飛車先の歩を突くと、後手の永瀬九段も同様に歩を動かして応じ、その後は大駒の角を交換する「角換わり」の戦型となりました。

対局は午後5時過ぎ、同じ局面が4回繰り返される「千日手」となって、規定により、18日午前9時から先手と後手を入れ替えて「指し直し」となりました。

「名人戦」七番勝負は、藤井七冠が開幕から3連勝でタイトル防衛に王手をかけていて、今回の対局に勝てばこのタイトル3連覇となります。

一方、永瀬九段は藤井七冠とタイトルを争うのは今回が5回目ですが、これまですべて敗れていて、雪辱を期して初めての「名人」獲得に挑んでいます。

2人は練習将棋を指す研究仲間としても知られ、公式戦の対戦成績は藤井七冠が25勝、永瀬九段が8勝となっています。

「指し直し」の対局に藤井七冠が勝って3連覇を果たすか、永瀬九段が1勝を返してタイトル奪取に望みをつなぐか、勝敗は18日午後に決まる見通しです。

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