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学校外の勉強時間、減少傾向 ICT活用で効率化か―学力テスト

An Asian female teacher teaches primary school students to use computers and tablets to search for knowledge and information through the Internet. Classroom diversity students. Back to school concept

東京, 7月30日 /AJMEDIA/

 全国学力テストと併せて行われたアンケート調査では、児童生徒の学校外の勉強時間が減少傾向にあることが浮かんだ。一方、大多数が情報通信技術(ICT)を活用した学習に肯定的なことも分かり、文部科学省は「学力の低下は確認されておらず、短時間で質の高い学習ができるようになった可能性がある」としている。

 アンケート調査によると、小中ともに学校外の勉強時間は2021年度以降は減っており、平日は「1時間以上2時間未満」と答えた割合が最も高く約3割だった。次いで多かったのは、小学は「30分以上1時間未満」、中学で「2時間以上3時間未満」だった。「全くしない」は小学5.3%、中学6.6%だった。

 国の「GIGAスクール構想」により、児童生徒には情報端末が1台ずつ配備されている。ICT機器を活用した学習について、小中の9割超が「分からないことがあったとき、すぐ調べることができる」とした。「自分のペースで学習を進めることができる」「画像や動画、音声の活用で内容がよく分かる」も8割を超え、多くがメリットを感じていることが分かった。

 一方、スマートフォンなどでSNSや動画を視聴する時間が「1日3時間以上」と回答したのは、小学20.5%、中学32.1%に上った。SNSなどに費やす時間が多いほど、学力テストの平均正答率が下がる傾向も確認された。

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