Site icon AJMEDIA 日本語

入院直前、食事は駄菓子3個 娘に下剤も、共済金詐取―大阪府警

東京, 7月20日, /AJMEDIA/

娘に十分な食事を与えずに低血糖症で入院させ、共済金を詐取した容疑で母親の縄田佳純容疑者(34)が逮捕された事件で、娘が入院2日前から口にしていたのは駄菓子3個だけだったことが19日、大阪府警への取材で分かった。
娘入院させ共済金詐取か 40回以上、母親逮捕―大阪府警

 府警は同日午後、縄田容疑者を送検。府警本部から車に乗って出てきた同容疑者は、うつむいたままで表情はうかがえなかった。
 逮捕容疑は1月下旬、娘をケトン性低血糖症に陥らせて大阪府内の病院に入院させ、共済金6万円をだまし取った疑い。
 府警は縄田容疑者が2018年以降、娘の入退院を計43回繰り返し、計約570万円受け取っていたとみている。
 府警捜査1課によると、娘は1月22日に入院したが、19~21日に摂取したのは、8~9歳の女児が1日に必要なエネルギー量の半分以下の計約700キロカロリーにとどまっていた。うち19日は小学校で給食を食べており、20日は絶食、21日は駄菓子を3個与えられただけだった。
 縄田容疑者はこれまでに、入院中の娘に下剤を服用させた傷害罪で起訴されている。同課は縄田容疑者がより多くの共済金を得るため、娘に食事を与えなかったり、下剤を服用させたりしていたとみて調べている。

Exit mobile version