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作曲家 冬木透さん死去 89歳 “ウルトラ音楽の父”

東京, 12月30日, /AJMEDIA/

テレビの人気特撮シリーズ「ウルトラセブン」や「帰ってきたウルトラマン」の音楽を手がけた作曲家の冬木透さんが今月26日に亡くなりました。89歳でした。

冬木透さんは、旧満州の出身で戦後、日本に引き揚げたあと本格的に音楽を学びました。

1956年、現在のTBSの前身である「ラジオ東京」に入社し音響効果の仕事を手がける一方で、テレビドラマ「鞍馬天狗」で作曲家としてデビューしました。

【動画】ウルトラセブンの歌(30日 15時のニュースで放送)

その後、作曲家としての活動に専念し、中でもテレビの人気特撮シリーズ「ウルトラセブン」の主題歌「ウルトラセブンの歌」や、「帰ってきたウルトラマン」の地球防衛チームのテーマ音楽、通称「ワンダバ」など円谷プロ作品の劇中の音楽を数多く手がけ、「ウルトラ音楽の父」と呼ばれました。

また、1974年度のNHKの連続テレビ小説「鳩子の海」のテーマ音楽を担当するなど多くのテレビや映画音楽に携わったほか、本名の蒔田尚昊の名義で合唱曲なども多数、発表しました。

このほか30年以上にわたり桐朋学園大学で教べんを執り、後進の育成にも尽力しました。

遺族によりますと今月26日に都内で誤えん性肺炎のため亡くなったということです。

89歳でした。

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