東京, 04月11日 /AJMEDIA/
中国の先月の消費者物価指数は、去年の同じ月と比べて0.1%上昇し、2か月連続でプラスとなりました。ただ、自動車の価格などは値下がりが続いていて、デフレへの懸念は依然としてくすぶっています。
中国の国家統計局が11日発表した先月の消費者物価指数は、去年の同じ月と比べて0.1%上昇しました。
中国の消費者物価指数は、ことし2月に6か月ぶりにプラスに転じていて、2か月連続でプラスとなりました。
これは、旅行需要の高まりで、関連するサービスなどが大きく値上がりしたことなどが主な要因です。
その一方、消費者の間で節約志向が強まっている影響で、自動車やスマートフォンなどの価格は引き続き値下がりしていて、デフレへの懸念は依然としてくすぶっています。
また、合わせて発表された、企業が製品を出荷する際の値動きを示す先月の生産者物価指数は、去年の同じ月と比べて2.8%の下落と、1年6か月連続のマイナスとなりました。
中国政府は内需の拡大に向け、自動車や家電製品などの耐久消費財の買い替えを促す対策を打ち出していて、こうした対策がどこまで効果をあげるのか注目されます。