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中国 習主席 共産党指導部会合で市場開放続ける姿勢アピール

東京, 9月28日, /AJMEDIA/

中国の習近平国家主席は、共産党指導部の会合で「多国間の協力を推し進め、外資を引きつける力を強めていく」と強調し、市場開放を続ける姿勢をアピールしました。

国営の中国中央テレビによりますと習近平国家主席は27日、共産党指導部の会合を開き、最高指導部のメンバーらが出席しました。

この中で習主席は、中国が2001年にWTO=世界貿易機関に加盟して以来、140余りの国と地域にとって主要な貿易パートナーとなり、世界の経済成長に貢献してきたとして成果を強調しました。

その上で「多国間の協力を推し進め、外資を引きつける力を強めていく」と述べ、日本などが参加するTPP=環太平洋パートナーシップ協定への加入に意欲を示しました。

習近平指導部としては、市場開放を続ける姿勢をアピールした形で、国内の景気回復の勢いが鈍る中、立て直しにつなげたい思惑もあるとみられます。

一方で、習主席は会合で「保護主義や、経済や貿易の問題を政治化させることに反対する」などとも述べ、安全保障上のリスクなどを理由に中国への輸出規制を強めるアメリカをけん制しました。

また、機能不全に陥っているWTOの紛争解決手続きについて習主席は「紛争解決メカニズムの正常化を積極的に推進する」と述べ、改革に関与していく意欲を示しました。

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