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ロシア軍、全面侵攻の準備完了 米国務長官「夜明けまでにも」―ウクライナ情勢で警告

東京, 2月24日, /AJMEDIA/

米国防総省のカービー報道官は23日、同省で記者会見し、ロシア軍がウクライナ全面侵攻の準備を整え「いつでも攻撃可能な状態にある」と述べた。米メディアは、米政府高官の話として、ロシアが侵攻に必要とされる戦力の集結をほぼ完了したと報じた。米国はウクライナ政府に対し、ロシアが48時間以内に全面侵攻を始める可能性が高いと警告を発したという。
 米高官は「ロシアはウクライナ侵攻に必要になると予想されていた戦力のほぼ100%を集結させた」と指摘。国境地帯に集まった15万人以上のロシア軍部隊のうち、8割が戦闘態勢に移行したと分析した。
 その上で、ロシアのプーチン大統領にとって、侵攻の準備は「これ以上ないほど整った」と強調。「これまでにも侵攻がいつ起きてもおかしくないと言ってきたが、きょうがその日である可能性も十分にある」と述べた。
 ブリンケン米国務長官も23日夜のNBCテレビで、夜明けまでにロシア軍によるウクライナへの全面侵攻が始まる可能性があるとの認識を示した。一方で「大規模攻撃を回避する機会は依然残っている」とも述べ、ロシアに緊張緩和を要求。プーチン氏が事態を悪化させれば、さらなる制裁で応じると警告した。

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