東京, 1月30日, /AJMEDIA/
イタリア議会で連日行われている大統領選が、大詰めを迎えている。ＡＮＳＡ通信によると、各党は２９日、２月に７年の任期満了を迎えるマッタレッラ大統領（８０）に続投を求める方針で一致。ドラギ首相もマッタレッラ氏と面会し、「国の利益と安定のために」続投するよう慰留した。ＡＮＳＡは、同日行われる投票で再選が決まる可能性が高いと報じている。
大統領選は２４日に開始。投票には１０００人近い議員が参加し、３回目までの投票では３分の２以上、４回目以降は過半数の支持で大統領が選出される。
マッタレッラ氏はこれまで続投しない意向を表明していた。当初はドラギ氏が後任として有力視されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で「政権運営を続けるべきだ」と訴える声が広がった。