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ボーイング社の宇宙船不具合で 飛行士帰還用の宇宙船打ち上げ

東京, 9月29日, /AJMEDIA/

航空機大手のボーイングが開発中の宇宙船に不具合が見つかった影響で、国際宇宙ステーションに滞在を続けている2人の宇宙飛行士を乗せて地球に戻るための宇宙船がアメリカ・フロリダ州から打ち上げられました。

ボーイングが開発中の宇宙船「スターライナー」はことし6月、宇宙飛行士2人を乗せて打ち上げられたあと、推進装置の一部に不具合が見つかり、安全性を考慮した結果、2人を乗せて帰還することを断念して9月、国際宇宙ステーションから無人で地球に戻っています。

2人の飛行士は宇宙ステーションに滞在し続けていますが、日本時間29日、この2人を乗せて地球に帰還するため、アメリカの民間企業「スペースX」の宇宙船「クルードラゴン」がフロリダ州から打ち上げられました。

この宇宙船には当初、NASA=アメリカ航空宇宙局などの4人が搭乗する予定でしたが2人に減らされています。

宇宙ステーションに到着後は滞在している「スターライナー」の2人とともに科学実験などの活動を行い、来年2月に4人そろってこの宇宙船で地球に戻る予定です。

無人で地球に帰還した「スターライナー」については、不具合の分析が続いていますが、宇宙飛行士が乗って宇宙ステーションと地球との間を行き来する手段として実用化される見通しは立っていません。

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