東京, 01月13日, /AJMEDIA/
アメリカのEV=電気自動車メーカー、テスラは、イエメンの反政府勢力フーシ派による紅海での船舶への攻撃で海上輸送が影響を受け部品の調達が難しくなっているとして、ドイツにある工場の生産の大部分を今月下旬から2週間停止すると発表しました。
テスラは12日、NHKの取材に対しドイツ東部ブランデンブルク州にある工場の生産の大部分を今月29日から来月11日まで停止すると明らかにしました。
この工場では、ヨーロッパとアジアを結ぶ海上輸送がフーシ派による紅海での攻撃で従来よりも時間のかかるアフリカの喜望峰を回るルートに変更となった影響を受け、部品が不足しているとしています。
フーシ派の相次ぐ攻撃で物流の混乱などが世界的に懸念されるなか、ロイター通信は企業が生産活動に影響が出ていることを公表するのは初めてだと伝えています。
会社によりますとブランデンブルク州の工場はヨーロッパで初めての生産拠点でドイツのメディアは1万1000人あまりの従業員が働き、現在は年間25万台以上を生産していると伝えています。
発表によりますと工場での生産は来月12日に通常に戻る予定だということです。