東京, 5月31日, /AJMEDIA/
世界的商品取引業者グンボルとアゼルバイジャン国営石油会社(SOCAR)が、石油精製会社イタリアーナ・ペトローリの買収をめぐり激しい競争を繰り広げていると、ロイターが金曜日に報じた。この非公開イタリア企業に対する最終入札は5月末までに行われる予定である。
アブダビを拠点とするビン・ブッティ・グループも入札を提出する見込みである。しかし、同グループは売却プロセスに後から参入し、精製会社の評価に費やす時間が少なかったため、買収の可能性は低いと考えられている。
イタリアーナ・ペトローリの売却者であるブラケッティ・ペレッティ家は、グループ全体の評価額を約30億ユーロ(34億ドル)と見積もっていると伝えられている。昨年、同グループは調整後の中核利益が約5億ユーロに達し、12月末時点で4億800万ユーロの純現金ポジションを保持していた。