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ウクライナ “東部でロシアが新たな攻撃か”激しい攻防続く

東京, 10月22日, /AJMEDIA/

ロシア軍が侵攻を続けるウクライナでは、東部でロシア側が大きな損失を出しながらも新たな攻撃を仕掛けていると指摘されるなど、領土奪還を目指すウクライナ側との間で激しい攻防が続いているものとみられます。

ウクライナ軍はロシア側による激しい攻撃が続き、東部ドネツク州ではロシア側によるミサイル攻撃で教育施設が破壊されたほか、各地で一般の住宅などもミサイルや砲撃などによる攻撃を受け、市民に死傷者が出たと、21日、発表しました。

また、ロシア軍が攻撃を強めているウクライナ側の拠点、東部ドネツク州のアウディーイウカでは、ロシア側が周辺を取り囲もうとしているもののウクライナ軍が持ちこたえ、ロシア側に大きな損失を与えているとしています。

アウディーイウカ周辺での攻防をめぐって、アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は20日の分析で、ロシア軍が新たな攻撃を仕掛けてわずかに前進したとの見方を示すとともに、ロシア側が大きな損失にもかかわらず、この地域での攻撃に傾倒しているとみられると指摘していて、周辺では激しい戦闘が続いているものとみられます。

一方、ウクライナのシュミハリ首相は20日、SNSでロシア側が大規模攻撃のためにミサイルをため込んでいる可能性があるとの認識を示しました。

これは、去年の冬、ロシア軍によるインフラ施設への攻撃によって深刻な電力不足に陥ったことを念頭にしたもので、本格的な冬の訪れを前に備えを続ける必要性を強調しました。

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