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ウクライナの支援継続へ NATO事務総長 英仏国防相がキーウ訪問

東京, 9月29日, /AJMEDIA/

ウクライナ軍が反転攻勢を進めるなか、ウクライナにはNATO=北大西洋条約機構の事務総長や、イギリスとフランスの国防相などが相次いで訪れていて、ウクライナの支援を継続する姿勢を強調しました。

NATOのストルテンベルグ事務総長は28日、ウクライナの首都キーウを訪れ、ゼレンスキー大統領と会談を行いました。

共同会見を開いたストルテンベルグ事務総長はウクライナに対し、口径が155ミリの砲弾や主力戦車の弾薬の供与などを巡って軍事支援を続けることを明らかにしました。

ストルテンベルグ事務総長は「在庫の補充も続けられる」と述べ、砲撃能力を維持し、向上できると強調しました。

これに対しゼレンスキー大統領は、ロシア軍のミサイルなどを撃ち落とす防空能力の重要性を強調し、支援に謝意を示しました。

一方、ウクライナ大統領府は28日、イギリスのシャップス国防相が就任以来はじめてキーウを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談したと発表しました。

双方は、冬を前にロシア側によるインフラ施設などへの攻撃が強まることを念頭に、防空システムの強化など、今後の軍事支援について協議したということです。

また、AFP通信によりますと、フランスのルコルニュ国防相もキーウを訪れているということで、ウクライナ軍が領土の奪還を目指して反転攻勢を進めるなか、ヨーロッパの各国が支援を継続する姿勢を強調しました。

ロシア アフリカなどと関係強化で欧米側に対抗
一方、ロシアのプーチン大統領は28日、首都モスクワで南スーダンのキール大統領と会談し、エネルギーや経済面での関係を強化する考えを示し結束を強調しました。

ロシアはアフリカなどグローバル・サウスと呼ばれる新興国や途上国との関係強化を図っているほか、来月にはプーチン大統領が中国を訪問して習近平国家主席と会談する見通しで、欧米側に対抗して外交活動を活発化させようとしています。

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