Site icon AJMEDIA 日本語

アマゾン「Kindle」2024年版レビュー:より明るく速く–Paperwhiteとの違いも確認

東京, 12月1日, /AJMEDIA/

エントリーモデルの「Kindle」
 電子書籍リーダーは画面が大きい方がいいという人が多いが、筆者はエントリーモデルのKindleのコンパクトなサイズ感がずっと気に入っている。2022年に300ppiのディスプレイが採用されて画面の解像度が上がり、内蔵ライトも追加されて以来、エントリーモデルのKindleは「Kindle Paperwhite」からいくつかの機能を省いた、いわば「Kindle Paperwhite mini」とも呼べる存在になっている。

 ただし、価格はPaperwhiteよりも大幅に安い。新しい2024年モデルのKindleは、ストレージ容量が16GBで110ドル(日本では税込み1万9980円)と、前モデルよりも10ドル(同7000円)高くなっている。新型モデルのアップグレードがかなり控えめであることを考えると、これは少し残念だ。それでも、依然としてお買い得であることに変わりはない。セールになった場合は、なおさらだ。

 無印のKindle(2024年モデル)はKindleシリーズの中で最も小型で、最も軽量なモデルだ。重さはわずか158gで、300ppiの6インチE Inkディスプレイを搭載する。Paperwhite(2024年モデル)の方は、211gで、7インチのディスプレイだ。

 新型Kindleのスペックは前世代のものと似ているが、ページめくりの速度がわずかに向上し、コントラスト比もわずかに高くなった。フロントライトの最大輝度も25%向上し、最も明るい設定にするとPaperwhiteと同等の明るさになる。また、2024年モデルでは、本体カラーに印象的な「マッチャ(抹茶)」が新たに登場した。

Kindle Paperwhite(2024年モデル)との違い

 筆者は、新型のKindleと、それよりもアップグレードが若干多い新型のPaperwhiteを交互に使ってみた。前世代と同様、Paperwhiteは、その特長として、ディスプレイとベゼルがフラットになっており、また防水性能(IPX8等級)も備えている。無印のKindleは、防水性能等級を取得していない。

 無印のKindleに比べると、Paperwhiteの方が明らかにサクサク動き、照明システムもこちらの方が優れていることがはっきりと分かる。前者がLEDを4つ搭載しているのに対し、後者は17個のLEDを搭載している。また、Paperwhiteと異なり、無印のKindleには、ライトの色温度を調整するオプションはない。どちらのモデルでもライトの最大輝度は同じだが、最大輝度にすると、無印の方はライトが青く見える。対照的に、Paperwhiteのライトは、ディスプレイをより自然で紙のような見た目にしている。

Exit mobile version