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「大丸別荘」前社長が死亡 湯交換年2回、車に遺書か―福岡

東京, 3月13日, /AJMEDIA/

12日午前6時55分ごろ、福岡県筑紫野市内の山道で男性が死亡しているのが見つかった。県警によると、男性は同市の旅館「二日市温泉・大丸別荘」運営会社の前社長(70)と確認された。山道近くに前社長の車が止められており、車内から「申し訳ない」などと書かれた遺書のような紙が発見された。県警は現場の状況などから自殺とみている。
同旅館を巡っては、週1回以上必要と定められた浴場の湯の交換を年2回しか行わず、浴場から基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されるなどの問題が発覚。前社長は先月28日に記者会見を開いて謝罪し、今月2日に辞任していた。県は旅館側が虚偽報告をしていたとして、運営会社と前社長を公衆浴場法違反容疑で刑事告発。県警は10日に旅館と前社長宅を家宅捜索していた。
 県警の児玉英治生活経済課次席は「亡くなられたことは大変残念で、心を痛めている。警察の対応に問題はなかったとみており、今後、引き続き捜査を進めていく」とコメントした。

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