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「トランプ氏は無実」 弁護側、最終弁論で再主張―口止め料裁判

東京, 5月29日 /AJMEDIA/

トランプ前米大統領が不倫口止め料の記録を改ざんした罪に問われている裁判の最終弁論が28日、ニューヨーク州地裁で開かれ、弁護側は「トランプ氏は無実だ」と改めて主張した。陪審(12人)は29日にも有罪か無罪かを協議する評議を始める見通し。

 弁護側は冒頭「トランプ氏は何の罪も犯していない」と切り出し、検察が立証の要としたコーエン元顧問弁護士の証言の信用性を争うこれまでの戦略を踏襲。通話記録と証言の間に矛盾があるなどと指摘し、コーエン氏を「うそつきのMVPだ」と批判した。その上で、口止め料の支払いはコーエン氏の独断だったと主張した。

 これに対し検察は、コーエン氏がうそをついているならば、トランプ氏がより不利になるような証言をしていたと反論。事件の核心は、トランプ氏が有権者を「欺く」ことにあったと述べ、陪審に対して最後の説得を試みた。

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