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「ほぼ1ヵ月間」も海でさまよった2人組が救出 生還できた理由が衝撃的だと海外で反響

東京, 10月12日, /AJMEDIA/

予測不可能な事態が起きることで有名なソロモン諸島周辺の海。ここで、29日間も海上で過ごした2人の男が救出された。ニュース・チャンネル「フランス24」などの海外メディアが伝えている。

9月3日、リバエ・ナンジカナとジュニア・コロニはボートでパプアニューギニアの海岸を出発したのだが、そのわずか数時間後には荒天によって沖へと流されてしまう。最終的に彼らが見つかったのは海岸から400kmも離れた場所だった。

インドのオンライン・メディア「ファースト・ポスト」によると、2人は最初の9日間を持参したオレンジを食べて過ごしたという。GPSのバッテリーが切れて夕暮れが近づくと、彼らは燃料を節約するためにエンジンを停止し、ボートの行く末を波に委ねた。

ココナッツと雨水、そして祈ることで生き延びた
食料が尽きた後、ナンジカナとコロニは海面に浮かんでいるココナッツを見つけてはエンジンをかけて急いで拾いに行ったり、雨水をキャンバス地の袋に溜めたりして生き延びた。しかしナンジカナは、生き延びられた要因は「神への信仰」だったと話す。

「私たちが祈り続けた結果、神様が船を動かすための方法を考えてくださったのです。パドルと帆布を使ってマストのようなものを作り、風向きに合わせて帆を張りました」

最終的に彼らは、パプアニューギニアのニューブリテン島に向かう途中で漁師の姿を発見。残りわずかなガソリンを使って、接近を試みるも燃料切れになってしまう。だが、2人はその後も助けを求めて大声で叫び続け、それに気がついた漁師が救出したと報じられている。

「漁師が私たちのところに来てくれたとき、彼に『ここはどこだ?』と尋ねました。すると『PNG(パプアニューギニア)だ』という答えが返ってきました。

それを聞いて、私たちはやっと助かったと感じたのです」

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