Site icon AJMEDIA 日本語

野村農水相「汚染水」と発言 謝罪・撤回、辞任は否定

東京, 9月1日, /AJMEDIA/

 野村哲郎農林水産相は31日、東京電力福島第1原発の処理水について「汚染水」と発言した。この後、岸田文雄首相の指示を受けて謝罪、撤回。辞任は否定した。
【国会議員情報】野村 哲郎

 野村氏は、農水省で記者団に「言い間違えた。関係者に不快な思いをさせて申し訳ない」と述べた。自身の進退については「反省を踏まえ、改めて責任感を持ち、水産事業者に寄り添った対策の実施に万全を尽くす」と強調した。
 「汚染水」は海洋放出に反対する中国政府が多く用いる表現で、発言は政府見解と異なる。これに関し、野村氏は「なぜそう言おうと思ったのか、頭の中は分からない」と釈明した。
 野村氏は31日、漁業者への支援策について首相官邸で関係閣僚らと協議。終了後、記者団に協議内容を説明した際、「汚染水のその後の評価などについて情報交換した」と発言した。首相はこれを受け、記者団に「遺憾だ。全面的に謝罪し、撤回するよう指示した」と述べた。

Exit mobile version