Site icon AJMEDIA 日本語

衆院選31日投票 茨城7選挙区、激しい戦い

東京, 10月30日, /AJMEDIA/

第49回衆院選は31日、投開票を迎える。茨城県内7小選挙区には計19人が立候補。全選挙区に前職7人(比例復活を含む)を擁立する自民党に、野党が候補者一本化など〝共闘〟で対抗。自民候補と、立憲民主党や国民民主党、無所属の野党系候補の激戦が繰り広げられている。

【1区】無所属元・福島伸享氏と自民前・田所嘉徳氏が競り合う。福島氏は「党より人物」のスローガンの下、野党系勢力の結集と浮動票の取り込みを図る。田所氏は自公県議を中心とした組織力をフル稼働。政権与党継続のため「負けられない」と訴える。

【2区】13期目を目指す自民前・額賀福志郎氏は強固な組織をフル稼働し、終盤も各地で支持呼び掛けに余念がない。返り咲きを狙う立民元・藤田幸久氏は、野党共闘で共産などの支援を受けながら、格差是正やコロナワクチン国産化などの公約を訴える。

【3区】6回目の当選を目指す自民前・葉梨康弘氏、立民新・梶岡博樹氏、維新新・岸野智康氏の三つどもえの戦い。葉梨氏は組織的な戦いで支持固め。梶岡氏は野党共闘として政権批判票の取り込みを狙う。岸野氏は党の政策を掲げ第3極の存在を訴えている。

【4区】8回目の当選を目指す自民前・梶山弘志氏は強固な組織をフル稼働し、終盤も支持拡大に注力する。維新新・武藤優子氏は「身を切る改革」など党の政策を訴え、浸透を図る。共産新・大内久美子氏は自公政権の批判票の取り込みや比例票の上積みを目指す。

【5区】共産新・飯田美弥子氏、自民前・石川昭政氏、国民前・浅野哲氏、無所属新・田村弘氏の4人が立候補し、前職2人が激戦を繰り広げる。4期目を目指す石川氏は元首相らが相次いで応援に駆け付けた。小選挙区当選が至上命令の浅野氏は労組を懸命に引き締める。

【6区】ともに2期目の当選を目指す立民前・青山大人氏と、自民前・国光文乃氏が激しく競り合っている。青山氏は連合茨城のほか野党連携による共産や市民連合の支援も受け、国光氏は自公連携による組織戦を展開。大票田のつくば市の得票が鍵を握る。

【7区】小選挙区勝利を目指す自民前・永岡桂子氏と15回目の当選を狙う立民前・中村喜四郎氏が激しく競り合う。永岡氏は自公政権の実績や党中央とのパイプを強調。中村氏は1日当たり約20カ所の遊説で支持拡大を図る。維新新・水梨伸晃氏は全域を回り支持を訴える。

Exit mobile version