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自前の大会、あの手この手 昨年に続き選手会オリジナル―男子ゴルフ

東京, 7月2日, /AJMEDIA/

 男子のジャパンゴルフツアー選手会が主催したトーナメント「ジャパン・プレーヤーズ選手権byサトウ食品」が6月下旬、栃木県の西那須野CCで行われた。初開催だった昨年は新型コロナウイルスの影響を考慮して無観客だったが、今回は有観客。可能な限り選手と触れ合える機会を設け、地元高校生ゴルファーと試合中のプロがニアピンを争う催しも。選手が主導し、あの手この手で自前の大会を盛り上げた。
 週末はギャラリーが1000人を超えた。18番グリーンの奥には、プレーを終えた選手と「グータッチ」ができるゾーンも。第3ラウンド、パー5の6番で第2打をカップインさせるアルバトロスを達成した石坂友宏がゾーンを通りかかると拍手が送られ、熱心なファンが石坂と拳を合わせた。
 同じ第3日。打ち下ろしの8番(パー3)で「プロに挑戦~いっぽんチャレンジ~」と題したイベントを開催した。最終組までの5組と、このホールで待ち受けた高校生によるニアピン対決だ。
 各組のプロが打った後、1組につき高校生1人がティーショット。選ばれた男女計5人は緊張の面持ちながら、しっかりと振り切った。ベテランの宮本勝昌は20センチのベタピンで貫禄を示し、高校生たちを感嘆させた。「こういうイベントはいいね」と言い、「やる時は真剣勝負だから」とにやり。稲森佑貴は「いい緊張感を早めに味わえるのはジュニアにとって貴重な経験。僕らも『負けないぞ』となる」と話した。
 大会の賞金は総額5000万円、優勝1000万円。時期が重なった女子のアース・モンダミン・カップは優勝賞金だけで破格の5400万円。池田勇太は「2回目で、盛り上げられることを証明できた。賞金うんぬんではない」と強調。「こういう試合を次世代で増やしていってもらえたら」と言葉に力を込めた。

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