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稲見「また上位で」 不調のショットに光明―女子ゴルフ

東京, 6月27日, /AJMEDIA/

女子ゴルフで日本ツアー通算12勝の稲見萌寧(23)が、25日まで千葉・カメリアヒルズCCで行われたアース・モンダミン・カップでショット復調に好感触を得た。「今年初めてショットが良くてラウンドできた」
〔写真特集〕女子ゴルフ 稲見萌寧

 2020~21年のシーズンは9勝を挙げて賞金女王。21年は東京五輪で銀メダルも獲得した。22年もメルセデス・ランキング3位と強さが際立っていたが、今季はここまで優勝はなく、6試合で予選落ち。山下美夢有や岩井明愛、千怜の双子姉妹ら下の世代の活躍の陰に隠れていた。原因はショットの乱れだった。
 モンダミン杯では、持ち味の左から右へ曲げるフェードボールの精度が戻ってきた。きっかけは大会前の月曜日から始めたという練習。地面に置いた「サンドバッグ」をクラブでたたき、次はボールを打って感覚を確かめる。「ボールの中心を捉えられるようになった」と言い、コントロールが安定した。
 トップと1打差で迎えた最終ラウンドは、後半の3連続バーディーがあったものの、優勝争いには加われず10位。ただ、ショットの手応えは変わらず「リハビリ的な感じもあって、だんだん良くなってきている」と表現する。「これがどんどんできるようになったら、また上位で争えるんじゃないかという感じはする」。前向きな言葉で大会を締めくくった。

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