東京, 9月4日, /AJMEDIA/
神戸が本拠地のゴール裏を深紅に染めたサポーターの後押しを受け、同じ関西勢の京都を相手に鮮やかな逆転劇を見せた。上位に取りこぼしが見られる中、9月の初戦で3試合ぶりの白星。首位へと躍り出た。
神戸勝ち首位浮上 J1
立ち上がりにDFのクリアミスから先制を許したが、焦りはなかった。前半18分に今季リーグ戦初先発となった川崎がJ1初ゴールを利き足とは逆の左足で突き刺した。「やっとなのでうれしい」と川崎。後半7分にはロングパスに抜け出した途中出場のジェアンパトリッキが勝ち越し点を奪うなど、吉田監督の起用もぴたりとはまった。
8月30日の天皇杯準々決勝で、J2熊本に苦杯を喫した。夏場の厳しい戦いが続く中、吉田監督は「なんでこの順位にいるのか、なんで勝ってきたのかをもう一度、思い出すように」と選手を鼓舞。敗戦を引きずらず、終盤戦に向けて再スタートを切った。
試合前には元スペイン代表のMFフアン・マタの獲得を発表した。頼もしい新戦力もスタジアムを訪れて見守る前で、勝ち点3を積み上げた。悲願のリーグ制覇へ、歩みは止められない。