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照ノ富士は「心技体を兼ね備えた力士」横綱審議委 山内委員長

東京, 01月30 /AJMEDIA/

大相撲の横綱審議委員会が開かれ、初場所で9回目の優勝を果たした横綱 照ノ富士について、山内昌之委員長は「心技体を兼ね備えた力士だ」と高く評価しました。
横綱審議委員会は29日夕方、東京 両国の国技館で開かれ、会合のあと、山内委員長が記者会見しました。

この中で、腰のけがから3場所ぶりに復帰した初場所で9回目の優勝を果たした照ノ富士について「心技体を兼ね備えた力士だ。横綱としての活躍と、使命感の達成などに対して大変ひかれたというのが委員一同の感想だった」と高く評価しました。

また、去年の九州場所で優勝して初場所で横綱昇進に挑んだものの11勝4敗に終わった大関 霧島については「再び横綱にチャレンジしてほしいという期待感が出された」と明かしました。

横綱審議委員会は横綱に推薦する条件として「大関で2場所連続の優勝」を原則とし、「これに準ずる成績をあげた力士を推薦する場合は、出席した委員の3分の2以上の決議が必要」と内規で定めています。

山内委員長は「次の場所でかなり高いレベルの優勝、高いレベルの優勝に準ずる成績であれば、来場所の成績いかんによっては日本相撲協会や審判部は評価をしてくれるのではないか」という個人的な見解を示しました。

一方、横綱昇進の議論を預かる日本相撲協会の審判部は、霧島については来場所から出直しになる見通しを示しています。

このほか、大関昇進を確実にした関脇 琴ノ若については「土俵態度の堂々とした風格に加え体格そのものが大変大きくなってきている。相撲の取り口についても非常に前向きで、近い将来の優勝、そして、その上を目指す足がかりを確実に得たのではないか」と期待を示しました。

そして四大関になる見通しになった来場所に向けて「横綱を目指すチャンスが誰にも開かれたことを意味する。土俵の充実と同時にすばらしい力士たちによって非常に楽しみな競争が始まったということではないか」と述べました。

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