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日米豪印外相、豪州で会談 2月中旬、対中連携強化

東京, 1月30日, /AJMEDIA/

 日米両国とオーストラリア、インドの4カ国外相が2月中旬、豪州南東部メルボルンでの会談開催を調整していることが28日、分かった。覇権主義的な動きを強める中国に対抗するため、今春の終わりに日本で開催する日米豪印4カ国(通称「クアッド」)首脳会議を前に、外相レベルで経済や先端技術分野での連携強化について話し合う。
 複数の日米政府筋が明らかにした。外相会合では、半導体生産・供給の「脱中国依存」などを協議。途上国への新型コロナウイルスワクチン供与やインフラ支援、気候変動対策といった地球規模の課題での協力についても申し合わせる。
 ただ、ウクライナ情勢が緊迫の度合いを増し、米国は対応に追われている。各国の新型コロナの感染状況もあり、日程は流動的だ。
 クアッドに続き、日米韓3カ国の外相会談も米ハワイで調整されている。協議の主眼は、核・ミサイル開発を進める北朝鮮への対処となるが、岸田文雄首相が「佐渡島(さど)の金山」(新潟県)を世界文化遺産の候補として推薦する方針を決めたことに韓国が反発。米政府関係者は「韓国側が会談をキャンセルするのではないか」と懸念している。

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