東京, 2月20日, /AJMEDIA/
演技を終えた後、三浦璃と木原は納得の表情を見せた。2人で並んで跳ぶ3回転トーループでの減点はあったが、ミスは最低限。切れのある動きはぴたりと合い、後半のステップには気迫がみなぎった。
昨年12月のグランプリ・ファイナルで三浦璃が左肩を負傷。テーピングを施すと可動域が狭まって演技に支障が出るため、衣装を長袖から袖無しに替え、木原も衣装を新調。新たな装いで安定した演技を見せ、三浦璃は「今季を通して一番落ち着いて取り組むことができた」と振り返った。
5年前の四大陸選手権は今回と同じ会場で行われた。ペアを組んで間もなかった2人は当時8位。上位3組による記者会見にも出られなかったものの、今や常連となるまでに成長した。SP後の会見で三浦璃と共に真ん中に座った木原は「5年前は会見に出るのは夢のような話だったが、こうして実現できてうれしい」。思い出の地で笑みを浮かべた。(ソウル時事)