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岸田首相、菅、甘利氏が議連発起人 脱炭素へ、政局臆測も

東京, 10月20日, /AJMEDIA/

 脱炭素社会の実現に向け、岸田文雄首相と、菅義偉前首相、甘利明前幹事長ら自民党重鎮が発起人の議員連盟が24日に発足する。取りまとめ役の同党中堅は「政策主体」の集まりと説明するが、大物ぞろいの顔触れは今後の政局を巡り臆測を呼ぶ可能性がある。
 名称は「カーボンニュートラルのための国産バイオ燃料・合成燃料を推進する議員連盟」(仮称)。24日に衆院議員会館で設立総会を開く。甘利氏が会長に就く方向で調整している。温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」実現に向け、航空・自動車業界での国産バイオ燃料、合成燃料の活用に取り組む。
 発起人には、森山裕選対委員長、額賀福志郎元財務相、古屋圭司元国家公安委員長も名を連ねる。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題などでの逆風で内閣支持率が下落する首相に対し、菅、森山両氏は一定の距離を置くとされる。甘利、古屋両氏は故安倍晋三元首相に近い。有力議員らの連携は今後の政権運営にも影響しそうだ。

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