東京, 01月01日, /AJMEDIA/
安定的な皇位継承のあり方をめぐり政府の有識者会議がまとめた報告書が国会に提出されてからまもなく2年になります。与野党各党は政局とは切り離し、静かで穏やかな環境で議論することが重要だとしていて、進展があるかが注目されます。
安定的な皇位継承のあり方などをめぐり、政府は、おととし1月、皇族数を確保する方策として、女性皇族が結婚後も皇室に残る案と、旧皇族の男系男子を養子に迎える案の2つを盛り込んだ有識者会議の報告書を国会に提出しました。
これを受けて衆参両院の議長は各党・各会派で議論を進めるよう要請しましたが、この2年間、国会での具体的な議論は進んでいません。
こうした状況を踏まえ、額賀衆議院議長は去年10月の就任会見で「これまでの経緯や状況を把握し立法府として考え方を整理していきたい」と述べました。
そして先月には、各党の幹部から検討状況の聴き取りを行い、それぞれ党としての考え方をとりまとめるよう議論を促しました。
与野党各党は、政局とは切り離し、静かで穏やかな環境で議論することが重要だとしていて、ことし進展があるかが注目されます。