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大相撲 新弟子検査 体格基準未満でも運動能力認められれば合格

東京, 9月29日, /AJMEDIA/

日本相撲協会は、大相撲の入門希望者が受験する新弟子検査について規則を一部変更し、体格の基準を満たしていなくてもその後、運動能力が十分に認められれば、合格とすることになりました。

大相撲では、力士として入門するにあたって年6回の本場所の前に新弟子検査を実施していて、協会の規則では身長1メートル67センチ以上、体重67キロ以上を満たすことが基準となっています。

日本相撲協会は協会員の規則の一部を変更し、新弟子検査については、体格の基準を満たしていなくても運動能力を測る2次検査で能力が十分だと認められれば合格とする新たな方針を発表しました。

現時点では年3回行われる東京での本場所前に限られ、今後、検査の内容などは審判部で決めるということです。

新弟子検査では過去、身長を伸ばすために頭部にシリコンを入れたり、体重を増やすために直前に大量の水を飲んだりする志望者がいて、関係者によりますと力士になるための門戸をより広げるために今回、規則を変更したということです。

また、幕下や三段目の付け出し制度の見直しも行われ、これまで学生や実業団などの大会で成績を残した選手に与えられてきた幕下の10枚目格や15枚目格の付け出しは廃止され、60枚目の最下位格付け出しに一本化されることになりました。

幕下については「アマチュア横綱」を決める全日本相撲選手権や「学生横綱」を決める全国学生相撲選手権、国民体育大会の成年の部でベスト8以上となった場合に与えられます。

三段目についても90枚目格付け出しが廃止され、三段目の最下位格付け出しに改められます。

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