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大坂なおみ、テニスから休養へ 全米オープン敗退

東京, 9月5日, /AJMEDIA/

テニスの全米オープン女子シングルスの3回戦で敗退した大坂なおみ(23)は3日、試合後の記者会見で、テニスから再び休みをとると話した。

全米2連覇を狙った大坂は同日、3回戦で18歳のレイラ・フェルナンデス(カナダ)に逆転負けした。次第に冷静さを失う大坂に対して、フェルナンデスは 5-7、7-6 (7-2)、 6-4と逆転した。

試合後の記者会見で大坂は、「自分がどうしたいのか決めようとしている段階に、自分があるような気がしています」と、次第に涙声になりながら話した。

「正直言って、いつまたテニスの試合に出るのか分からない。しばらくプレーから離れて休みをとると思う」と、大坂は述べた。

「最近の自分は、勝ってもうれしいと感じない。それより、ほっとする感じで。それで負けると、すごく悲しくなってしまう。それは普通のことじゃないと思う」

大坂は今年5月末、心の健康上の問題を理由に全仏オープンを途中棄権した。そのとき大坂は、2018年に全米オープンで四大大会初優勝を果たして以降、うつの状態にたびたび苦しんでいたことを明らかにした。続く全英オープンも欠場した後、東京五輪には開会式の最終聖火ランナーとして登場したほか、テニスにも出場。ただし、3回戦で敗退した。

3日の試合で、2セット連取のストレート勝ちかと思われた大坂は、第2セットの6-5でサービスゲームをブレークされて調子を乱した。主導権を握ったフェルナンデス相手に、タイブレークでポイントを失うと、ラケットを2度も地面にたたきつけた。

「そのことは本当に申し訳ないと思っています」と大坂は振り返った。「どうしてなのか、自分でもよく分からない。いつもならチャレンジは好きなのに。最近は、自分の思うようにならないと本当に不安になってしまう。まるで小さい子供みたいだった」。

対するフェルナンデスは第3セットの序盤でも大坂のサービスを破り、強力なフォアハンドを武器に勝利。満面の笑みで大金星をものにした。

「最初から勝てると分かっていた」とフェルナンデスは試合後に話し、「なおみを気にするのではなく、自分が何をしなくてはならないか、そこに集中していた」と述べた。4回戦では、これまでに4大大会を3回優勝しているアンゲリク・ケルバー(ドイツ)と対戦する。

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