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参院選へ動き本格化 与野党幹部、地方でてこ入れ

東京, 12月05日, /AJMEDIA/

 来夏の参院選に向け、自民党の茂木敏充幹事長と立憲民主党の泉健太代表は4日、それぞれが重要視する地方を訪問し、てこ入れを図った。参院選の勝敗は岸田政権にとって、安定的な政治基盤を構築できるかが懸かる。一方、先の衆院選敗北から反転攻勢を図る立民にとっても重要な戦いで、両氏は県連会合などで必勝を期すよう訴えた。
 「来年の参院選、この山梨県をはじめとする全国32の1人区で勝利できるかどうか。これが極めて重要だ」。茂木氏は4日、甲府市で開かれた同党山梨県連の会合に出席し、檄(げき)を飛ばした。
 山梨選挙区は来年改選となる2016年参院選で野党に敗れた11ある1人区の一つ。自民は先の衆院選で県内2小選挙区を全勝した勢いに乗って、野党から議席を奪い取りたい考えだ。
 茂木氏は会合後、地元自治体の首長らから道路建設の要望を受けたり、南アルプス市で治水整備の現場を視察したりした。
 一方、泉氏は今回の福岡入りが代表就任後初の地方訪問となった。泉氏は福岡市で開かれた立民の福岡県連大会で「参院選も厳しい環境での戦いが予想される。福岡県連の総力を結集して議席確保に向けて頑張りたい」と述べ、福岡選挙区(定数3)での議席を維持するため全力を挙げる考えを強調した。
 先の代表選で、党再生には足腰となる地方組織の強化が必要だと再三訴えていた泉氏。大会後の記者会見でも「地方組織を元気づけたい。県連で自由に活動できる研修や視察を応援したい」と語った。

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