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体操 世界選手権3冠の橋本大輝 学生最後の大会で高得点

東京, 11月27日, /AJMEDIA/

体操の団体日本一を決める全日本団体選手権が三重県四日市市で行われ、先月の世界選手権で3冠を達成し学生最後の大会となる橋本大輝選手が難度の高い技を高い完成度でこなし、3種目でトップの得点をマークしました。

大会は男女の競技が行われ、このうち男子は6種目それぞれに1チーム3人が出場して得点の合計を競いました。

先月の世界選手権で個人総合と団体、それに種目別の鉄棒で金メダルを獲得し、3冠を達成した橋本選手は、順天堂大のメンバーとして学生最後の大会に臨み、5種目に出場しました。

3種目めの得意の跳馬では、大技の「ロペス」を高さのある跳躍を見せて14.933の得点を出し、続く平行棒でも手足の先まで伸びた美しい体操で演技の出来栄えを示す「Eスコア」で9点台をマークするなど、15.133の高得点をマークしました。

そして、5種目めの鉄棒では、F難度の「リューキン」やG難度の「カッシーナ」など難しい手放し技を高い完成度でこなし、最後の着地まで決めて、15.133とこの種目でトップの得点をマークしました。

橋本選手は3種目でトップの得点をマークするなど圧倒的な強さを見せ、チームは、合計254.262で2位に入りました。

優勝は、259.629をマークした徳洲会体操クラブで、東京オリンピックの団体で銀メダルを獲得した北園丈琉選手などが平行棒でぶれの少ない姿勢から技を次々と決めて高得点をマークするなど、大きなミスのない安定した演技を見せて2連覇を果たしました。

また、女子は、福井の鯖江高校が2連覇を果たしました。

橋本選手「いい終わり方ができた」
橋本大輝選手は、「出場した5種目で悔いなく演技ができて、いい試合だった。最後まで自分をコントロールできたし、着地も止めることができていい姿を見せられた」と振り返りました。

そして、学生最後となった今大会について、「いい終わり方ができた。来年は、パリオリンピックに向けてのスタートなので、1月から元気な状態でいい演技ができるように練習を積み重ねて、来年のオリンピックでは、団体と個人総合、鉄棒で金メダルを獲得したい」と抱負を話しました。

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