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ラグビーW杯 日本代表 サモア戦へ 李承信・齋藤直人が意気込み

東京, 9月28日, /AJMEDIA/

ラグビーワールドカップフランス大会、日本時間29日の午前4時から日本の1次リーグの第3戦、サモアとの試合が行われます。選手たちはサモア戦に向けてベースキャンプ地のトゥールーズで軽いランニングやミニゲームなどで調整しました。

この試合で初めてメンバー入りした李承信選手が会見に臨み「自分の強みを存分に出していきたい」と意気込みを語りました。
サモア戦 負けられない一戦へ
世界ランキング13位の日本はワールドカップの1次リーグでここまで1勝1敗としていて、日本時間29日の午前4時から行われる第3戦で、同じく1勝1敗で世界12位のサモアとの試合に臨みます。日本にとっては1次リーグ突破を大きく左右するだけに、負けられない試合になります。
日本代表が調整 スクラムハーフ流大は別メニュー
日本代表は、現地時間の27日、サモア戦に向けてベースキャンプ地のトゥールーズで調整を行い、冒頭のおよそ20分が報道陣に公開されました。

姫野和樹 主将
選手たちは軽いランニングやミニゲームなどで汗を流し、キャプテンの姫野和樹選手やベテランのリーチマイケル選手、それにウイングの松島幸太朗選手などがリラックスした表情を見せていました。

一方、サモア戦で先発する予定のスクラムハーフの流大選手はこの日の練習には参加せず、チームのマネージャーによりますとホテルでコンディションの調整を行ったということです。

《日本代表 李承信・齋藤直人などが会見》
試合会場となるトゥールーズではスタンドオフの李選手やスクラムハーフの齋藤直人選手などが会見に臨みました。

22歳の李選手は、鋭いランと正確なキックが持ち味で、大会前のテストマッチなどで活躍しましたが、今大会で先発と控え、あわせて23人のメンバーに入るのは初めてです。

李承信「自分の強みを存分に出していきたい」
李選手は「ここまでメンバーに入れず、味わったことのない悔しさを味わった。ただ試合に出られなかったことで、これまで支えてくれた人たちに活躍する姿を見せたいという気持ちが強くなった」と話しました。

そして、サモア戦に向けて「すごく楽しみで、自信を持ってプレーすることに集中したい。勝たないといけないプレッシャーもあるが、試合に出ればワールドカップ初出場になるので自分の強みを存分に出していきたい」と意気込んでいました。

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齋藤直人「試合のプランを信じて遂行するだけ」
スクラムハーフで控えのメンバーに入った齋藤直人選手は「サモア戦を落としたら1次リーグ突破が難しくなることは全員が認識している。ただ、それがプレッシャーにはなっていない。試合のプランを信じて遂行するだけだ」と力強く語りました。

そして「サモアはフィジカルを前面に出してくるチームだ。状況を見て自分に何が求められているか明確にしていく。テンポの速さが強みなのでそこを存分に出して思いっきり楽しみたい」と意気込んでいました。

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ジョン・ミッチェル コーチ「自分たちのパフォーマンスに集中」
日本代表のディフェンス面を担当するジョン・ミッチェルアシスタントコーチは「サモアのフィジカルの強さは認識していて尊敬もしているが、まずは自分たちのパフォーマンスを発揮することに集中したい。一つ一つ、目の前にあるチャンスを確実にものにしていくことが大切だ」と話していました。

また「サモアは1対1になる局面を作りたがると思うので、日本は最初のフェーズのディフェンスがとても大事になってくる。チーム内での自分の役割を理解して、全員がハードワークして助け合っていくことが重要だ」とチームとして戦う姿勢を強調しました。

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サモア代表も練習公開
対するサモア代表も現地時間の27日、試合会場となるトゥールーズのスタジアムで練習を公開し、スタンドオフで先発する元オーストラリア代表のクリスチャン・リアリーファノ選手たちが、実戦形式の練習で汗を流しました。

選手たちは、音楽をかけて、リラックスした雰囲気で、練習を開始し、パス練習やランニングをおこなったあと、3試合連続でスタンドオフで先発出場する元オーストラリア代表のリアリーファノ選手や、控えからの途中出場が予想される元ニュージーランド代表のスティーブン・ルアトゥア選手などが、攻守にわかれての実戦形式の練習で汗を流しました。

ポール・アロ エミール「一瞬たりとも集中切らせてはいけない」
プロップのポール・アロ エミール選手は「この試合で勝つためには、フォワードが重要な鍵となる。ラインアウトやスクラムなど試合のすべての要素に常に集中していないといけない。われわれは自分を含めた、フォワード陣を信頼しているし、一瞬たりとも集中を切らせてはいけないと思っている」と話していました。

アンドリュー・グットマンコーチ「結果を出したい」
練習後の会見で、アンドリュー・グットマンアシスタントコーチは「このプールは、どのチームが準々決勝にいけるかわからない状態になっている。われわれはアルゼンチン戦でよいパフォーマンスを出したが、結果に結びつけられなかったので、日本戦では自分たちが誇りに思えるようなパフォーマンスをして結果を出したい」と意気込んでいました。

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