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ラグビーW杯 ニュージーランドがアイルランドに競り勝ち4強

東京, 10月15日, /AJMEDIA/

ラグビーワールドカップフランス大会の準々決勝、アイルランド対ニュージーランドは、ニュージーランドが接戦の末28対24で競り勝って、4大会連続で準決勝に進みました。
1次リーグのプールBを4連勝で勝ち抜いた世界ランキング1位のアイルランドと、ワールドカップで過去3回優勝している世界4位のニュージーランドの優勝候補どうしの試合は、14日、サンドニで行われました。

ニュージーランドは前半19分、次のシーズンから日本でプレーするボーデン・バレット選手がキックで抜け出したあと、素早いパスを展開し、最後はウイングのレスター・ファインガアヌク選手がトライを奪いました。
しかし27分に、相手のニュージーランド出身のバンディー・アキ選手にトライを決められるなどして、前半を18対17と、リードして折り返しました。

ニュージーランドは後半に入っても先にトライを決めてリードを広げましたが、24分、相手にモールで押し込まれて再び点差を詰められました。

そして試合終了間際には、アイルランドに連続攻撃を仕掛けられましたが、ニュージーランドは最後まで集中力を発揮して堅い守りで防ぎきり、28対24で接戦を制しました。

ニュージーランドは4大会連続のベスト4進出となり、次は20日の準決勝で、アルゼンチンと対戦します。
一方、アイルランドは、前回大会の準々決勝と同じ相手となったニュージーランドに再び敗れ、初のベスト4はなりませんでした。
《両チーム HC・選手談話》
NZ フォスターHC「私たちは試合をコントロールできた」
ニュージーランドのイアン・フォスターヘッドコーチは「とても幸せだ。アイルランドは強かったが、私たちは試合をコントロールできた。優勝するチームはいつも守備がすぐれているが、きょうは守備もよかった」と振り返りました。そのうえで、次に対戦するアルゼンチンについては「タフでフィジカルが強い印象だが、今はそれ以上は言えない」と述べました。

NZ サム・ケイン主将「焦らずにプレーできた」
キャプテンのサム・ケイン選手は「この1週間、すばらしい準備ができ、どのように試合をすればいいか理解していたので、点を取られても焦らずにプレーできた」と話していました。

アイルランド ファレルHC「チャンスで決めきることができず」
敗れたアイルランドのアンディ・ファレルヘッドコーチは「自分たちのほうがすぐれていた部分もあったが、チャンスで決めきることができなかった。試合前半に与えたペナルティーゴールが痛かったが、勝てるチャンスは最後まであった」と振り返ったうえで「このチームが終わりになるのがとてもさみしい」と述べました。

アイルランド セクストン主将「とてもさみしい」
キャプテンのジョニー・セクストン選手は目に涙を浮かべながら「ここ数年間、すばらしい日々を過ごしてきた。もうこの仲間と練習できなくなるのがとてもさみしい」と述べました。そのうえで「38歳でけがも多くしてきた。少し休みをとって家族と過ごしてから、今後のことを考えたい」と話していました。

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